確定診断は腹部CT検査、MRI検査で行う

――超音波検査で怪しいとなったらCT検査※7やMRI検査※8を行うわけですね

図3. 腎細胞がんのCT検査

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図3. 腎細胞がんのCT検査

堀江腹部のCT検査は腎細胞がんの診断では最も重要な検査です。造影剤を用いない単純CTでは、腎細胞がんの性質、石灰化の有無、肝臓や膵臓など近くの臓器やリンパ節に転移していないかを見極めることができます。またAMLとの鑑別には単純CTが適しています。
 またヨード造影剤を短時間で注入するダイナミックCTを行うことで腎細胞がんの診断がより確実になります。肺などへの転移が疑われる場合は胸部CT、胸部X線写真が撮影されることもあります。

――MRI検査を行うのはどのようなケースですか。

堀江MRIはCTに次いで有用な検査法です。CT画像では腎細胞がんと確定できない場合、造影剤にアレルギー反応が出てしまう患者さんではMRI検査を行います。

――FDG-PET検査※9はどうでしょう。

堀江現在までのところ、FDG-PET検査の有用性は明らかではありませんが、遠隔転移の検索や経過観察のおける再発の診断には有用かもしれません。原発巣の検索における有用性については、まだ明らかになっていません。

  • ※7
  • CT検査…X線を使って身体の断面を撮影する検査。身体の内部の構造が詳しく分かるので、病気の診断や進行具合を詳しく調べるときに行う。
  • ※8
  • MRI検査…強い磁石と電波を使って身体の断面像を描写する検査。身体の内部の構造が詳しく分かるので、病気の診断や進行具合を詳しく調べるときに行う。
  • ※9
  • FDG-PET検査…ブドウ糖に良く似た薬剤(FDG)を体内に注射し、がん細胞に集まるFDGの特性を利用して、がんが存在している可能性のある場所をPETカメラで撮影する検査。

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